ADHDの後回しグセ🌈

病気・障害の特性2023年1月4日

こんにちは！就労移行支援事業所ライラ新大阪センターです🌈

2023年の訓練が始まりました！😄張り切ってまいりましょう！

さて、現代では障害に対するさまざまな認知が進み、多くの人が「ADHD」という障害を知ることとなりました。このブログをご覧になっている方の中にも、ADHD当事者の方や、知り合いがいるという方がいらっしゃるかもしれません。

あなたの周りのADHDの方は、どのような症状で悩んでいるでしょうか？「忘れ物が多い」「集中力がない」「マルチタスクが苦手」などがよく知られている特性ですが、じつはまだまだ他にもあまり知られていない特性が存在します。それは、ずばり「後回しグセ」です！

これは「単純に性格の問題なのでは？」と感じられるかもしれません。しかし、ADHD当事者の「後回しグセ」傾向には、かなり高い相関があります。

人が何か「行動」を起こすときは、何かしらの「誘因」が必要になります。つまり、何かしら「自分にとってうれしい結果を得る」もしくは「不快な結果を回避する」ために行動にいたるのです。しかし、ADHDの人は、行動と誘因の結びつきを感じるための「報酬系」という脳の働きが弱いことがわかっています。「報酬系」という脳の働きは『欲求が満たされる！』と感じた時に活性化し、やる気ホルモンである「ドーパミン」を分泌します。しかしADHDの人は「これをするといいことが待っているのに」「これを仕上げないと、大変なことになるのに」と、思考ではわかっていても、やる気ホルモンである「ドーパミン」が出にくいため行動に移すことができず、結果として「後回しグセ」を発揮してしまうのです。

「申請するだけでお得なのに、めんどくさがってしない」「いずれは仕上げなければいけない仕事を、ギリギリまで着手しない」これらはADHDの特性かもしれません。このように、まだまだ知られていない特性が存在し、理解してもらえない！と苦しんでいるADHD当事者が多くいらっしゃいます。単なる性格と捉えず、優しく見守り、一緒に対処策を考えられるといい関係が築けるかもしれませんね😊

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